お知らせ
2024.08.19論文・研究
浅見主任研究員らの原著論文が Ore Geology Reviews 誌に掲載されました
浅見主任研究員が筆頭著者を務め、町田上席研究員、中村招聘研究員、加藤所長らが執筆に携わった論文が Ore Geology Reviews 誌に掲載されました。
日本海では、約2000万年前から約1000万年前に起きた日本海の拡大やその後の小規模火山活動に伴う熱水活動によって黒鉱と呼ばれる硫化物鉱床や熱水性Fe-Mn酸化物が形成した事が分かっています。ロシア人チームの先行研究では、日本海の熱水性Fe-Mn酸化物中にレアメタルの微小粒子が含まれていると報告されていました。しかし、本研究による詳細な観察から、それらの金属粒子は元々存在せず、試料の研磨中に混入した粒子であると結論付けられました。また、当時の熱水活動の推移を復元し、日本海で起きていた熱水活動に対する知見をより正確・詳細に深める事が出来ました。
論文は以下のリンクからご覧いただけます。