メンバー

浅見 慶志朗(主任研究員)

Keishiro Azami

東北大学大学院理学研究科修士課程修了,東京大学大学院工学系研究科博士課程修了.博士(工学)


人類が地球上で暮らす以上,いずれかの段階で循環型社会に移行できなければ人類社会は破綻します.しかし,循環型社会実現は未だ技術的に困難であり,これから発展する国々には自然界から新たな資源を供給する必要があります.そのため,膨大な資源量を有する海底鉱物資源の開発が人類社会にとって重要な役割を果たす事になるでしょう.


・・・などと意識の高い事を考えてこの分野に進んだ記憶がありますが,今の興味はマンガンクラスト・ノジュールや熱水性マンガン酸化物などの化学組成や同位体組成から古海洋環境を復元する事です.古い時代ほど,岩石の化学組成などに残された「状況証拠」から当時の出来事を推測するしかありません.それが楽しくもあり苦しくもあります.

古海洋環境の変化は海底鉱物資源の形成と密接に関係しているので,初心を忘れずに頑張りたいと思います.


研究業績等

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