研究設備

microXRF

HORIBA Scientific 社製 微小領域蛍光X線分析装置(X線顕微鏡) XGT 9000


試料に細いX線ビームを照射し、試料から発生するX線(蛍光X線)を検出して、含まれている元素の種類と大まかな濃度を特定することができます。

特徴として、

(1)照射するX線ビームは10ミクロンまたは100ミクロンが選択できるため、この大きさの微小な領域の化学組成を調べることができます。

(2)元素毎に異なるエネルギーを持つ蛍光X線を1つの検出器で同時に検出することが可能なため、多元素を同時に分析することができます。

(3)分析時にステージを移動させることで、多点での分析結果を、検出された元素毎に1枚の絵として出力することができます(化学組成マップの作成)。

(4)縦x横x高さ各10cm程度の大きめの試料も、非破壊(もしくは最小限の切断のみ)で分析できます。


ORCeNGでは、マンガンノジュール、マンガンクラスト、熱水鉱床から得られた鉱石について、それらの試料の切断面に対する化学組成マップ分析を主に行なっています。