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ダイアリー2024.02.27

足尾帯の地質調査

浅見招聘研究員・町田上席研究員・東大博士学生の寺内君の3人で2/12–2/14に足尾帯の地質調査を行い、マンガンノジュールを採取しました。


足尾帯とは、海洋プレートの一部が大陸プレートに乗り上げる事で出来た地質帯(付加体)の1つです。今回の調査では、足尾帯の中でも、恐竜やアンモナイトが隆盛を極めていたジュラ紀(約2億年前~約1.5億年前)に海底で形成した堆積岩が分布する栃木県足利市とその周辺で調査を行いました。

足尾帯を含む日本の陸上の付加体からはマンガン炭酸塩のノジュール(ノジュールとは「塊」のことをいいます)が時々見つかりますが、足尾帯からは現代の海洋と同じようにマンガン酸化物のノジュールが見つかっている点がとても興味深いです。


調査中の様子


今回の調査では、マンガン酸化物のノジュールを複数採取する事が出来ました(最初の写真の赤丸)。今後は化学分析を進め、採取したマンガンノジュールが現代と全く異なる環境のジュラ紀の海底でどのように形成したのか明らかにしてゆく予定です。


大岩山毘沙門天の天空テラスから眺めた足尾帯の山並みと関東平野

この記事を書いた人
浅見 慶志朗 (主任研究員)
Keishiro Azami

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