外部資金

基盤研究(S)「海洋への天体衝突現象の解明に基づく環境・生命・資源を融合した新しい地球観の創成」(2023年度-2027年度)

研究課題番号:23H05453
研究代表者:中村謙太郎 
研究分担者:藤永 公一郎大田 隼一郎田中 えりか浅見 慶志朗宮本 英昭宮崎 隆野崎 達生近貞 直孝
研究期間:2023年度-2027年度
直接経費:157,800千円


【本研究課題の概要】 

恐竜の絶滅に関する研究を契機として、様々な時代の地球環境変動や生物進化・絶滅に「地球外天体衝突」というカタストロフィックなイベントが重要な役割を果たしてきたことがわかってきました。しかし、地球表面の71%を占める海洋への天体衝突は、これまで解析の手掛かりが無かったために、その実態は不明でした。私たちは、海底鉱物資源「レアアース泥」の研究を通じて、深海堆積物に海洋における天体衝突の履歴が記録されていることを突き止めました。そして、それによって引き起こされた海洋環境の変動と生物活動の変化が、海底鉱物資源の形成に深く関与した可能性を見出しています。本研究では、(1) 深海堆積物コア試料の超高解像度化学組成・同位体分析と(2) 隕石津波のシミュレーションを駆使することにより、海洋への天体衝突イベントが海洋環境と生物活動に与えた影響、さらにそれらが資源の形成に果たした役割を明らかにします。これにより、地球外天体衝突と地球環境・生命進化・資源生成の因果律を紐解き、地球表層進化研究の新たなパラダイムを拓くことに挑戦します。